2008年10月25日土曜日

生存確認

気が付いたら,前回のブログから5ヶ月以上も経過してました。とてもリアルライフが忙しすぎて,セカンドライフどころではありませんでした。それにしても,実世界も仮想世界も不景気な話が多くてウツになりますねぇ。

検索しても,セカンドライフ関連の記事があまりヒットしなくなったような気がします。あ,このブログのリンクも整理しなくちゃ。

具体的にデータを見てみましょう。

2008年10月24日の統計によれば,セカンドライフの総ユニークユーザー数は,1,558万9,645となっているようです。これは2007年末のユーザー数1,170万4,934に比べると,約33%増加してはいますが,2007年5月のみずほコーポレート銀行のレポートでは,2008年末までに2億5000万人に達するという試算もされていたこと(w)を考えると,頭打ち感の漂う数字となっています。有料のプレミアム会員数に限定すると2007年末の約9万3000人をピークとして,横ばい又はじりじりと数を減らし,2008年8月末のプレミアム会員数は約8万5000人となっています。

ユーザーの総利用時間数でみてみると,ユーザー全体で約3463万時間で,日本人ユーザーでは約210万時間となっています(以上,2008年8月の統計)。それまでの数字と比較すると微増傾向となっていますので,決してアクティブユーザーが減っているわけではないようです。おそらく,去年のような爆発的な増大はなく,増加の伸びは止まりつつありますが,安定的な状態といってよいかもしれません。

ただ,マスコミの取り上げ方は,確実に変わりました。リアル企業の参入などという記事はあまり見かけなくなった気がします。また,「セカンドライフで金儲け」みたいな記事もあまり見かけなくなりました。セカンドライフについては,3Dアバターを利用したコミュニケーションツールとしての側面のみが残ったという感じがします。まあ,虚飾がはがれ落ち,本質的な物のみが残ったという感じでしょうか。

わたしは,この世界であまり経済活動をしていない,「まったり」系のユーザーだと思いますが,リアルが忙しくてアクセス時間は減ったものの,相変わらずの「セカンドライフ」を楽しんでいます。自由度がありすぎるのが,セカンドライフの問題点だといった人もいますが,わたしにとって,自由なのがセカンドライフのいいところだと思います。リアルがとても慌ただしいので,仮想世界にいるとき位,何かに縛られずに,のんびりしたいと思います。

以前,普通のMMORPGをしていましたが,単調なレベル上げがあったり,パーティを組むのに時間がかかったり,モンスター狩りやクエストに長時間拘束されたりとか,疲れました。

ただ,そうはいっても,セカンドライフにやや飽きが来ているのも事実で,それはどこにあるか自分なりに分析すると,やはり「バトル」をやりたい自分がいるのです(オイオイw)。セカンドライフでも,銃器を使って遊んでいるグループもありますし,ロールプレイをやっているシムもあります。そういうところへ行って遊んだこともあるのですが,少人数のグループでやっているだけなので,規模が限定されているのが不満です。リンデンラボ社は,メインランドを活性化するために,土地を造成しているようですが,それよりも一大バトルシムを造ってほしいように思います。

セカンドライフをやるようになってから,仮想世界ものというジャンルの小説やコミックを読むようになったのですが,ニール・スティーヴンスンの小説「スノウ・クラッシュ」 (ハヤカワ文庫SF) (多分もう古本屋でしか売ってないと思います。)でも,篠房六郎の漫画「空談師」(アフタヌーンKC),「ナツノクモ」(IKKI COMICS)でも,アバター間のバトルがなかったら,面白い話にできなかったはずです。

え?ほかのゲームやりなさいって?はい,おとなしくそうします。

個人的に注目しているのは,Diablo3(公式サイト)ですね。時々情報をチェックしてますが,発売されるのはかなり先になりそうです。やはり敵をバキバキ倒すとかテンポのいいものが好きですね。そういえば,韓国NCsoftの「ブレード&ソウル(Blade&Soul)」(公式サイト)のムービーを見ましたが,屋根の上らしきところをビョンビョンと飛び移っているシーンを見て驚きました。ムービーだけじゃなくて,実際のプレイでもこれだけのスピード感があれば,面白いでしょうね。これも注目しています。

最後に今日の一言
「ゲームは発売される前が一番面白そうに見える。」