2007年10月14日日曜日

メガプリム問題

メガプリム,又はヒュージプリムと呼ばれる1辺の長さが10mを超える巨大プリムは,セカンドライフの初期の頃(β版?)に作成可能だったもので,その後は作成するプリムの大きさは1辺10mに制限されています。そして,今は,この初期の頃に作成されたメガプリムがコピーされたり,変形されたりして,一般に配布されています。

このメガプリム,セカンドライフでは土地面積当たりのプリム数が制限されていることから,大きな建造物を造るときには,結構活用されていると思います。

しかし,このメガプリムは,SIMに大きな負荷をかけるもので,LL社はその使用を奨励していませんし,レンタルの個人SIMでは,メガプリムの使用を規制しているところもあります。

最近,公式ブログにメガプリムの使用の是非について,問題を投げかける投稿がありました。

公式ブログの記事

この問題への関心は大きいようで,あっという間にコメント欄は150を超えてしまいました。

コメントをざっと見た限りでは,ユーザーの意見の多くは,10mを超えるプリムを一律に規制するのではなく,ある程度の大きさ(1辺20m,50m,100m?)以下のものは使用を認めてもらいたいというもののように思います。やっぱり,かなりの人が,プリム数を節約するために,建造物についてメガプリムを活用しているように見えます。仮に,既存のメガプリムを削除されてしまいますと,建造物を1から作り直ししなければならない人がたくさん出てくることが予想され,これに踏み切ると大変な混乱が生じる可能性があります。

LL社は,最近,物理エンジン(オブジェクトについて物理的挙動をさせるソフトウェアライブラリ)のバージョンを新しくしようとしています。セカンドライフに使用されている物理エンジンは,最近インテルに買収されたHavok社のものを使用していますが,最近,Havok4(最新バージョンと書きたかったのですが,最新は5のようです。)を導入したベータグリッドを公開しており,ゆくゆくはこれをメイングリッドに導入しようと考えているようです。しかし,メガプリムは,物理エンジンに大きな負担をかけるため,LL社としては,この機会にメガプリムを一掃したいと考えているのではないでしょうか?

個人的な感想としては,せめて1辺32mまでは認めて欲しいと思います。実は,床を敷くのに32×32×0.8のプリムを使っているのですw やっぱり10mって建築するときはあまりに小さいですよねえ。

LL社さま,メガプリムを禁止するなら,せめて土地に置けるプリム数増やしてください。
ユーザー数伸び悩んでいるみたいなのに,ちょっとはいいことも考えてほしいですね。