2007年10月27日土曜日

全てのSIMをつなげたら?

「セカンドライフ,ここが不満」(その1)

仕事が一段落したら,風邪をひいてしまいました。
すぐ次の仕事に取りかからなければならないのに,
こまったものです。

仕事が忙しくてしばらく更新できていなかったので,駄文を連発することにします。
今日はセカンドライフをやってて不満な点,ここをこうやってほしいというようなことを書いてみたいと思います。もし,反響がよかったらシリーズで書いてみたいと思います。題して「セカンドライフ,ここが不満」(その1)(仮称)とでもしますか。


セカンドライフでは,仮想土地は,SIM単位に分かれており,基本的に,1つのサーバーが1つのSIMに相当します。1つのSIMの仮想的な広さは256m×256mです。そして,このSIMは,LL社が直接管理するメインランドと,ユーザーがSIMオーナーとして管理するプライベートSIMに分かれています。

ところが,これらのSIMは地図上で近接して置かれているように見えても,実際はアバターが歩いたり,飛んだりして自由に行き来できるわけではなく,これらのSIMを行き来するには基本的にはテレポートをするしかありません。SIMとSIMの間に海があるように見えても,海の上を飛んでいけるわけではないのです。自由に行けるのは,メインランド上のつながったSIM(メインランドも大陸が離れていれば,テレポートしか移動手段はありません。)か,複数SIMを所有しているSIMオーナーが,自分のSIMを連結している場合(MagSLとかのSIM)などに限定されます。

セカンドライフを始めたころ,ここが最初よくわからなくて,海の上に飛んでいこうとして見えない壁にぶち当たっていましたw 今では,すっかり,近くのSIMでもテレポートしかいけないということがごく馴染んだものになってしまいましたが,果たしてこれでいいんでしょうか?

前回企業SIMの問題のところでふれましたが,SIMが独立していたら,客が偶然にそのSIMに入るということが期待できません。だから,WEBで宣伝しないと客が来てくれないということになります。しかし,このことがセカンドライフというメディアを阻害しているように思います。

人々の流動性を高めるにはどうしたらよいのでしょうか?

いっそ全てのSIMを連結したら,どうでしょう?

SIMオーナーによっては,見も知らない他人のSIMとの直結をいやがる人もいるでしょう。連結したら,客も入ってきますが,来てほしくないマナーの悪い人も入ってくるからです。隣に派手な看板が見えるといやだという人もいるでしょう。

だったら,直結するのではなく,リンデン所有の海(公海)でつなげればよいのです。今でもメインランドの一部にリンデン所有の海はありますが,すべてのSIMというSIMの間を自由に行き来できる海にするのはどうでしょう。いっぱい空のサーバーを作らなければならないという問題はありますが,マスメディアに踊らされた企業がいっぱい参入して,LL社も儲けているはずですから,できないことはないでしょう。企業側も人が流入したほうがよいと考えれば,既存の例えばメインランドとの連結を希望する企業も少なくないはずです。

すべてのSIMが連結して海でつながったら,いわば大航海時代の始まりです。今までのように検索して目的のSIMへテレポートという単線的な動きではなく,フラフラと当て所もなくさまようという遊び方ができます。偶然に面白いものを発見することができるかもしれませんし,楽しいと思います。

わたしは,飛行船のようなものに乗って,ふわふわと世界をさまよい,面白いものを見つけたら下に下りるという感じで,気ままな旅をしてみたいですね。

今後,流行るとしたら,多分きっとそういう仮想世界だと思います。テレポートも慣れれば便利ですが,味気ないですよねえ。