2007年10月26日金曜日

ついに名無しの権兵衛でなくなった

前にEros LLCの訴訟で,インターネットプロバイダーから開示された情報に基づいて,SexGen Bedを違法に複製したとされるCatteneo(アバター名)のリアルの人格が特定されようとしていることを書きました。

前記事

Eros LLC側弁護士Taney氏によれば,ついにCatteneoがテキサス州ノースリッチランドヒルズに住む19歳の男性であることが特定されたようです。

ロイターの記事

その男性はCatteneoであることを否定しているようですが,開示されたプロバイダーの情報では,その男性の家が特定されたということです。また,もうひとつのプロバイダーからの情報は,ダラスからアクセスされたことを示しましたが,家族からの聞き取りによれば,その19歳の男性がダラスにPCを持っていってネットにつないでいたという裏付けが取れているそうです。

前にCatteneoは,ロイターのインタビューに答えて,絶対に見つからないと思ったのか,自分が19歳であるということを話していましたが,これとも符合しますね。

ロイターによれば,Catteneoは,わざとSIMをクラッシュさせて,ロールバック時にアイテムが複製されることを利用して(くわしくはわかりませんw),アイテムの複製を作っていたそうです。

Eros LLC側弁護士は,その男性に和解の申出をしているそうですが,和解になるのか,裁判が進められるのか,今後の動きが注目されます。

ここまで書いてきて,ちょっとひっかかることがあります。

弁護士が派遣した調査員によると,その男性の家は,家の前に壊れた車が置かれた質素な家で,叔父,祖母,曾祖母といっしょに暮らしていたそうです。前回,「パパやママに相談したら」なんて気楽なことを書いてしまいましたが,心から相談できるような人が身近にいなかったのかもしれません。おばあちゃん(おそらく母親代わり?)によれば,その男性はADD(注意欠陥障害)で,多分何をしていたのかよく分からなかったのでは?ということですが。

その男性のおばあちゃんに同情します。
その男性が本当に「犯人」かどうかは,まだわからないですが,仮にそうであっても,早く和解で解決できるといいですね。
おばあちゃんに心配かけるんじゃないよ・・・