2007年9月23日日曜日

Intelは仮想世界に期待

CNETの記事から

Second Lifeが普及しにくい理由の一つとして,CPUとビデオカードに高い能力が要求されることがよく言われます。しかし,IntelはSecond Lifeのような仮想世界の発展に期待を寄せているようです。

たしかに,今売られているPCの一番低いグレードのものでも,ワープロや表計算などのオフィスソフトを動かすだけなら問題ありません。ところが,Intel(AMDもそうかもしれませんが)の立場からすれば,それでは困るわけです。人々がもっとPCに負担をかけるソフトを使用するようにならないと,買い換え需要が少なくなるわけですし,PCに負担をかけるソフトが普及してほしいわけですね。

上記の記事によれば,Second Lifeの現状の荒い画面でもメインプロセッサの使用率は70%に上がり、グラフィックプロセッサでは35~70%まで上昇するらしいです(記事は,どのようなPCを対象にして言っているのか不明ですが)。わたしのPCは,とても重い3DのMMORPGをプレイするために去年Core2Duo , Geforce7900GTに替えたのですが,それでもSecond Lifeをやると,ときどき重くなるので,最近メモリを3Gに増やしました。

ユーザーには,もっときれいな画面でプレイしたいという要求があると思いますから,Second Lifeもソフトが進歩し,これと同時に処理が重くなっていくことも予想されます。

ムーアの法則にも限界が見え始めたといいますが,きっとIntelはそうは考えていないでしょう。
Intelは人々がもっと仮想世界を利用するようになり,より高性能なPCを求めることを期待しているように思えます。