2008年1月28日月曜日

みずほコーポレート銀行によるセカンドライフ調査報告

みずほコーポレート銀行による調査報告<「セカンドライフ」にみる仮想世界の可能性(その2)>が発表されました。

同じ担当者による2007年5月24日付けの報告<「セカンドライフ」にみる仮想世界・仮想経済の可能性>と読み比べると,面白いと思います。

以前の報告が「2008年末には世界総加入者数が2億5000万人に迫る」という過大な予想をしていたのに比べて,地に足がついた現状分析となっていると思います。

新しい報告は,登録者増加率が逓減傾向にあること,セカンドライフ進出がマスメディアに取り上げられることによる副次的な宣伝効果が徐々に減退傾向にあることなどをふまえ,従来の企業利用の問題点や限界を分析しつつ,3D仮想世界の特性と,それに応じた活用の可能性について模索している内容となっています。

書いてある内容に特に目新しいものはないようですが,最近のセカンドライフについて,企業サイドからの見方をまとめたものとしては,よく整理されていると思います。